バイナンスコイン(BNB)とは世界最大規模の仮想通貨取引所「Binance(バイナンス)」によって
発行された仮想通貨であり、BNBチェーンの基軸通貨です。
バイナンスコイン(BNB)は定期的なバーン(焼却)を行うことで
希少性を保っており、投資家から高い人気を集め、
暗号資産(仮想通貨の)時価総額ランキングでは5位にランクインしています。
今回はそんなバイナンスコイン(BNB)が今後どうなって行くのか、
将来性について解説いたします。
バイナンスコイン(BNB)とは
名称 | Binance Coin /BNB |
ローンチ | 2017年7月 |
発行枚数 | 2億枚 |
公式サイトURL | https://www.binance.com/ja |
取扱い取引所 | bitbank BITPOINT |
バイナンスコイン(BNB)は2017年7月に発行され、
当初の目的は、バイナンス取引所内での 取引手数料の割引 に使用することでした。
また、イーサリアム(Ethereum)上のERC-20トークン として運用されており
その後Binance Chain(BC) が開発され、BNBは BEP-2トークン へ移行、
イーサリアムから完全独立しました。
バイナンスコイン(BNB)が持つ3つの特徴
定期的なバーン(焼却)を行う
バイナンスは定期的に市場からBNBを買い戻して「バーン(焼却)」を実施しています。
バーンとは、市場に出回る発行済みのトークンを回収し償却することで
二度と使用できないようにすることです。
これにより、BNBの流通供給量が減少し希少性が高まり、
価格が安定し上昇する可能性が上がります。
BNBの発行総数は2億枚ですが、最終的に約1億枚までバーンされる予定です。
Binance Smart Chain(バイナンススマートチェーン)
バイナンススマートチェーン(BSC)は2020年9月に
バイナンス(Binance)が開発したブロックチェーンプラットフォームです。
スマートコントラクト機能により、
DApps(分散型アプリ)やNFTをBSC で開発することができます。
また、イーサリアムのEVMと互換性があり、イーサリアムで構築されたDAppsを
バイナンススマートチェーン(BSC)でそのまま利用することができます。
BSC は低コストかつ、高速で取引を行えるのが特徴で、
これはイーサリアムよりも優れた特性です。
独自のコンセンサスアルゴリズム
BSCは独自のコンセンサスアルゴリズム Proof of Staked Authority(PoSA) を採用しています。
PoSA(Proof of Staked Authority)は、仮想通貨のコンセンサスアルゴリズムの1つで、
「Proof of Stake(PoS)」と「Proof of Authority(PoA)」を組み合わせたものです。
PoSA(Proof of Staked Authority)の特徴
- ステーキング(トークン保有)を基盤にした承認者がブロックを生成。
- 高いトランザクション処理速度と効率性を実現。
- ノードの数が制限されているため、分散性はイーサリアムなどに比べて低い一方、
処理能力が向上。
バイナンスコイン(BNB)の用途
取引手数料の割引
Binance取引所での取引手数料をBNBで支払うと、手数料が25%割引されます。
ランチパッド(Binance Launchpad)への参加
BNBを保有することで新しい仮想通貨プロジェクトの
トークンセールに参加することができます。
またコミュニティでの決定権を得ることもできます。
ガス代としての使用
Binance Smart Chain(BSC)上での取引や、スマートコントラクトの実行に必要な
トランザクション手数料(ガス代)として利用されます。
バイナンスコイン(BNB)の今後に期待できる3つの要因
バイナンスエコシステムの拡大
Binance Smart Chain(BSC)の成長
現在Dapps開発のプラットフォームはイーサリアムが主流ですが、
Binance Smart Chain(BSC)も、DeFi(分散型金融)、NFT(非代替性トークン)、
ブロックチェーンゲームなどの領域で拡大を続けています。
BSC上のプロジェクト数が増えるほど、BNBの需要が高まり、価格も上昇する可能性が
高いです。
新サービスの展開
バイナンスは暗号資産ウォレット、教育プラットフォーム、
金融サービス(例: Binance Pay、Binance Card)などの新サービスを積極的に展開しています。
これらのサービスが普及することで、BNBのユースケースがさらに拡大する可能性があります。
定期的なバーンによる希少性の向上
先ほど説明した通り、Binanceは定期的にBNBの「バーン(焼却)」を行い、
供給量を削減することでトークンの希少性を高めています。
BNBの発行上限である2億枚はすでに発行されており、最終的に約1億枚まで減らされるので、
市場に流通する量は今後さらに減少していきます。
そのため、この先バーンが進むことで、理論的にはBNBの価値が上昇しやすくなります。
実世界での用途拡大
現在、「Binance Pay」や「Binance Card」など、
日常生活でBNBを利用できる仕組みが整いつつあります
今後こういったサービスが拡大し「オンラインショッピング」や「ホテル予約」
「フライトの支払い」など実世界での利用が増えることで
BNBの価値がさらに向上する可能性があります。