ビットコイン、イーサリアムに続いて高い知名度を持ち、国際送金での需要が高いリップル
最近では約7年ぶりに最高値を更新し、大きな話題になりました。
今回はそんな暗号資産リップルはどんな特徴を持つのか、
そして、リップルは今後どうなっていくのか、価格動向や将来性について
紹介していきます。
リップル(XRP)とは
名称 | リップル/XRP |
ローンチ | 2013年1月 |
発行枚数 | 1,000億枚 |
時価総額ランキング | 3位 |
公式サイトURL | https://ripple.com/ |
取扱い取引所 | Coincheck SBI VCトレード GMOコイン |
リップル(XRP)とはアメリカのリップル社(Ripple Labs)が開発した暗号資産です。
一般的によく言われるリップルとは暗号資産のXRPの事を指します。
リップル(XRP)が持つ4つの特徴について解説
リップル(XRP)は、他の仮想通貨と大きく異なる「実用性」に注目されています。
ここでは、リップルならではの特徴を整理して解説します。
1. 国際送金に特化した仮想通貨
ビットコインやイーサリアムが「投資対象」「分散型アプリケーション」に使われるのに対し、
リップルは 国際送金の効率化 に特化しています。
銀行間送金にかかる日数を「数日 → 数秒」に短縮でき、手数料も従来の送金システムに比べて大幅に削減可能です。
2. 銀行・金融機関との提携が豊富
リップル社はすでに 世界40カ国以上・100以上の金融機関 と提携しており、
送金インフラとしての地位を築きつつあります。
特に日本ではSBIホールディングスと連携しており、実用化に向けた取り組みが進んでいます。
3. 高速かつ低コストの取引
XRPの送金処理速度は 約3〜5秒 と非常に速く、ビットコイン(約10分)、
イーサリアム(数分)と比べても圧倒的に優れています。
さらに送金コストも数円程度と低額で、日常的な送金や少額決済にも対応可能です。
4. 発行上限は1,000億枚
リップルの総発行量は 1,000億XRP に固定されており、それ以上増えることはありません。
希少性の観点ではビットコインほどの「半減期」は存在しませんが、
固定供給であることから需要が高まれば価格上昇につながります。
リップルの今後に期待できる理由
銀行・金融機関との提携拡大
リップルの最大の強みは、単なる投機用の仮想通貨ではなく、
実際の金融インフラで使われる可能性が高い通貨という点です。
リップル社が提供する「RippleNet」という送金ネットワークは、
すでに 世界40カ国以上・100社以上の金融機関 が導入・試験利用しています。
- 日本ではSBIホールディングスがリップルに出資し、SBIレミットがXRPを使った国際送金サービスを展開。
- アジア、中東、ヨーロッパでも銀行や決済プロバイダーが続々とRippleNetに参加。
- これにより「送金にかかるコストが従来比で最大60%削減」「送金時間は数日から数秒へ短縮」
という実績も報告されています。
もし今後さらに大手銀行や決済企業がリップルを正式採用すれば、XRPの需要は飛躍的に増える可能性があります。
SEC裁判問題の進展
リップルが長らく抱えてきた大きな懸念材料が、米国証券取引委員会(SEC)との訴訟問題です。
SECは「XRPは証券にあたる」と主張して裁判を起こしましたが、
リップル社は「XRPは証券ではなく、国際送金を目的としたユーティリティトークンだ」と反論しています。
2023年には米連邦地裁が「XRPは一部取引形態を除き証券ではない」と判断し、リップル側に有利な判決が出ました。
これによりXRPの価格は一時急騰し、投資家の安心感も高まりました。
今後もし完全にSEC問題が解決すれば、
- 米国内の規制リスクが解消される
- 米取引所(Coinbaseなど)での上場・取引がさらに活発化
- 機関投資家が参入しやすくなる
といったポジティブな影響が期待されます。
国際送金市場の拡大
世界の国際送金市場は、年間800兆円規模といわれる巨大産業です。
しかし、現在の国際送金は「送金に数日かかる」「手数料が数千円以上かかる」といった課題を抱えています。
リップルのXRPを活用すると、
- 数秒で海外送金が完了
- 送金コストは数円レベルまで低下
- ブロックチェーンによる透明性と追跡性
といったメリットが得られます。
特に発展途上国や、送金ニーズの多い労働者層にとっては大きなメリットであり、
銀行や送金サービス会社が導入を進めれば、XRPの取引量と需要は一気に増加する可能性があります。
2025年以降のリップル価格予測
専門家の分析や過去の値動きをもとにすると、リップルは以下のようなシナリオが考えられます。
✅ 強気シナリオ:300円〜500円台へ
強気パターンでは、リップルにとってポジティブな要素が複数重なった場合を想定します。
- SEC裁判が完全決着し、XRPが証券ではないと確定 → 米国での規制リスク解消
- 大手銀行・金融機関がRippleNetを正式採用 → 実需に基づくXRP需要が爆発的に増加
- 仮想通貨市場全体が強気相場(ビットコインETFの普及など) → アルトコインも資金流入
これらが揃えば、リップルは過去最高値(約400円)を再び突破し、300〜500円台のレンジに乗せる可能性があります。
特に国際送金市場での利用が本格化すれば、XRPは「実用性のある通貨」として
ビットコインやイーサリアムに次ぐ地位を確立するかもしれません。
✅ 中立シナリオ:150円〜250円台で安定推移
中立パターンは、目立った好材料や悪材料がなく、徐々に市場の需要と供給に基づいて成長していくケースです。
- SEC裁判は部分的に解決 → 投資家心理は改善するが完全な規制リスクは残る
- RippleNetの提携は進むが、大規模導入は限定的
- 仮想通貨市場全体は上昇基調だが、急騰まではいかない
この場合、リップルは大きな急騰はしないものの、150〜250円程度で安定的に推移する可能性が高いです。
投資家にとっては「長期保有でじわじわ伸びる」イメージであり、
リスクを抑えたい人には現実的なシナリオと言えるでしょう。
✅ 弱気シナリオ:100円前後で停滞
弱気パターンは、リップルにとってネガティブな要素が重なった場合を想定します。
- SEC裁判が長期化・再燃し、米国市場での展開が制限される
- 仮想通貨市場全体が停滞(ビットコインの下落に引きずられる)
- 銀行や金融機関の導入が遅れる・規制強化で利用が制限される
この場合、XRPの価格は再び100円前後で停滞し、下落リスクも抱える可能性があります。
ただし、リップルは「実需を伴う通貨」であるため、ゼロになるリスクは極めて低く、
むしろ「安値で仕込むチャンス」と捉える投資家も出てくるでしょう。
リップル投資のメリットとリスク
メリット
- 実需に裏付けられた仮想通貨(送金システムで利用される)
- 価格がまだビットコインやイーサリアムに比べて安く「伸びしろ」が大きい
- 裁判リスク解消で急上昇する可能性
リスク
- 規制リスク(特にアメリカ)
- ビットコインやイーサリアムの市場動向に影響されやすい
- 短期的には価格変動が激しい
リップルの買い方【初心者でも簡単4ステップ】
ここでは初心者でも迷わずできるよう、リップル(XRP)の購入方法4つのステップで解説します。
ステップ①:仮想通貨取引所に口座開設する
まずは、リップルを取り扱っている仮想通貨取引所「Coincheck」に無料登録しましょう。
- 【公式サイト】Coincheck公式サイトはこちら
- スマホアプリが使いやすく、初心者でも直感的に操作可能
- 最短5分で申し込み完了。本人確認後、すぐに取引を開始できます
口座開設には、本人確認書類(運転免許証など)が必要です。メールアドレスの登録後、本人確認を済ませましょう。
ステップ②:日本円を入金する
口座開設が完了したら、日本円を取引所に入金します。
入金方法は主に以下の3種類です。
- 銀行振込(手数料が安く反映も早い)
- コンビニ入金
- クイック入金(即時反映されるが手数料がやや高い)
入金手続き後、残高に反映されるのを確認しましょう。
ステップ③:XRPを購入する
日本円の入金が完了したら、いよいよリップルを購入します。購入方法は2通りあります。
- 販売所で購入する:簡単・即時購入が可能(手数料がやや高め)
- 取引所で購入する:板取引で価格を指定して購入(手数料が安く、上級者向け)
初心者の方はまず販売所での購入から始めるのがおすすめです。
ステップ④:購入後はウォレットで管理するのも◎
取引所にXRPを置いたままでも保管できますが、セキュリティ面を強化したい方は
専用ウォレット(例:Ledger Nano S、MetaMask※EVM系の場合)への移動も検討しましょう。
ただし、送金ミスには注意が必要です。
まとめ:リップル(XRP)の将来性、今後について
リップル(XRP)は従来の国際送金を革新的に変えることができ、
その将来性について高い期待が寄せられています。
今後リップルは「現物ETF承認」、「株式市場への上場」、「ステーブルコインの普及」などの
様々な課題をクリアすることで、その規模はますます拡大していくでしょう。