- ビットコインの価格が決まる仕組み
- 価格に影響する主な要因
- 実際の価格をチェックする方法
- 初心者が始めるためのステップ
ビットコインの価格はどうやって決まるの?
ビットコインの価格は、「需要と供給のバランス」によって決まります。
たとえば、ビットコインを買いたい人(需要)が多ければ価格は上がり、
売りたい人(供給)が多ければ価格は下がる、というシンプルな仕組みです。
これは株式市場や為替市場と同じ「オークション方式(板取引)」で、
取引所における買い注文と売り注文のぶつかり合いによってリアルタイムで価格が変動しています。
ビットコイン価格に影響を与える4つの要因
1. 世界的なニュース・イベント
ビットコインの価格は、グローバルニュースに非常に敏感です。
これは、ビットコインが世界中の投資家に取引されているため、ひとつの国の政策や発言が価格に大きく影響するからです。
価格上昇につながる例:
- アメリカでビットコインETFが承認される
- 大手企業(例:Tesla、MicroStrategy)がビットコインを購入
- 「ビットコインを法定通貨にする」と発表する国が登場(例:エルサルバドル)
これらのニュースが出ると、「今後さらに普及しそう」「価値が上がるかも」と期待が高まり、買いが殺到します。
価格下落につながる例:
- 中国やインドなどが仮想通貨の取引・マイニングを禁止
- ハッキングや詐欺事件が起きて仮想通貨全体の信頼が下がる
- 大手銀行や著名投資家による否定的なコメント
これらは市場に「不安」を与え、売りが増えて価格が下がることがあります。
👉 ポイント:ビットコインはニュースに「過剰反応」しやすいので、速報をチェックする習慣が大切です。
2. マクロ経済(インフレ・金利)
ビットコインは、もともと「法定通貨(円やドル)のインフレに対するヘッジ手段」として生まれた背景があります。
インフレが進むと価格が上がりやすい理由:
- 中央銀行が大量にお金を刷ると「お金の価値」が下がる
- ビットコインは発行枚数が決まっているため、「デジタルゴールド」として人気が高まる
- 「将来の価値が守られそう」という期待で買われる
例:コロナ後の大規模な金融緩和(米国・日本)→ ビットコイン価格が数倍に上昇
金利が上がると価格が下がりやすい理由:
- 利上げがあると、銀行預金や国債の利回りが上がる
- 安全資産への資金流入が増え、ビットコインなどリスク資産からお金が引き上げられる
- 結果、価格が下がる
👉 ポイント:アメリカFRBの政策金利発表など、経済指標にも注意を払いましょう。
3. 投資家の心理(センチメント)
ビットコインは、人々の感情=「投資家心理」によって価格が大きく動く特徴があります。
主な心理状態と価格の動き:
- FOMO(Fear of Missing Out=乗り遅れたくない)
- 「今買わないと上がり続けてしまう!」と考える人が増えると、買いが殺到して価格が上がる。
- 特にSNSやYouTubeの話題が加熱すると起こりやすい。
- FUD(Fear, Uncertainty, Doubt=恐怖・不安・疑念)
- 「仮想通貨は終わりかも」「規制が強まりそう」といった不安が広がると、パニック売りが起きる。
- 群集心理(バブル・暴落)
- 上がっているときに「とにかく買え!」、下がっているときに「もう終わりだ!」と極端になりやすい
👉 ポイント:価格が大きく動いているときほど、「冷静さ」が大切。感情で売買しないよう心がけましょう。
4. ビットコインの発行上限(2100万枚)
ビットコインは、最初から最大発行枚数が「2,100万枚」と決まっている仕組みになっています。
この仕組みにより、「通貨のインフレ(お金の価値の下落)」が起きにくくなっているのが大きな特徴です。
なぜ発行上限があると価格が上がるの?
- 希少性が高くなる(金やダイヤモンドと同じ感覚)
- 市場に流通するビットコインの数が徐々に減っていく
- 需要が増えても供給が増えないため、価格が上昇しやすくなる
半減期の影響とは?
- 約4年ごとに「マイニング報酬」が半分になる(=新規供給が減る)
- 過去には、半減期のあとに価格が急上昇する傾向が見られた
- 例:2012年、2016年、2020年の半減期のあとに過去最高値を更新
👉 ポイント:次の半減期(2028年頃予定)は価格が動くきっかけになりやすいため、事前にチェックしておくと有利です。
実際のビットコイン価格はどこで見られる?
以下の方法で、リアルタイムのビットコイン価格を確認できます。
- 各仮想通貨取引所のアプリやWebサイト(例:Coincheck、bitFlyer、GMOコインなど)
- CoinMarketCap、TradingViewなどの価格追跡サイト
- Google検索で「ビットコイン価格」と検索
📱初心者は、まずは国内取引所のアプリで確認するのがおすすめです。
ビットコイン価格の動きを読むには?
初心者が価格の傾向をつかむには、「チャートの基本」を知っておくと便利です。
- ローソク足チャート:1本の線で「始値・高値・安値・終値」を確認可能
- 出来高:どれだけ取引されたか(市場の活発度)
- 移動平均線:価格のトレンドをつかみやすくなる
チャート分析に慣れるまでは、短期売買より長期保有(ガチホ)がおすすめです。
初心者がビットコインを買うまでのステップ
「価格の決まり方はわかったけど、実際に買うにはどうすれば?」という方のために、以下の5ステップで始められます。
STEP1:仮想通貨取引所で口座開設(無料)
まず最初に必要なのが、仮想通貨取引所での口座開設です。
これは「株で言う証券口座」と同じで、ビットコインを買ったり売ったりするためのアカウントです。
✅ 初心者におすすめの取引所:
- コインチェック(初心者向けアプリで操作が簡単)
- bitFlyer(セキュリティが強くて安心)
- GMOコイン(手数料が安く、上級者にも人気)
📝 本人確認が必要なので、次のような書類があるとスムーズです:
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート
📱スマホで簡単!登録の流れ
- 取引所の公式サイトまたはアプリにアクセス
- メールアドレスとパスワードを登録
- 本人確認書類をアップロード
- 数時間~数日で審査完了 → 取引開始!
STEP2:銀行口座から日本円を入金
口座が開設できたら、次は自分の銀行口座から仮想通貨取引所に日本円を入金します。
💰 入金方法の種類
- 銀行振込:ほとんどの銀行が対応(振込手数料に注意)
- コンビニ入金(取扱いがある取引所のみ)
- クイック入金(即時反映されるが手数料が高いことも)
🚨注意点
- 振込名義は必ず「登録した本人の名前」で!
- 取引所が指定する「入金専用口座」を間違えないように注意
👉 入金が反映されると、アカウント内に「JPY残高」として表示されます。
STEP3:ビットコインを購入
日本円の入金が完了したら、いよいよビットコインの購入です。
✅ 購入方法は2種類あります
方法 | 特徴 | 初心者向け |
---|---|---|
販売所形式 | 取引所が提示する価格で買う | ◎ 簡単・すぐ買える |
取引所形式 | 他ユーザーと直接売買(板取引) | △ 慣れが必要 |
初心者はまず、アプリで販売所から購入するのが安心です。
📱購入ステップ(コインチェック例)
- アプリを開く
- 「販売所」→「BTC(ビットコイン)」を選択
- 「購入金額(円)」を入力
- 「購入ボタン」をタップ!
👉 数百円から購入可能!まずは少額から試してみましょう。
STEP4:保管(ウォレット管理)
ビットコインを購入したら、次は安全に保管することが重要です。
✅ 主な保管方法
保管場所 | 特徴 | 安全性 |
---|---|---|
取引所のウォレット | アカウント内でそのまま保管 | △ ハッキングリスクあり |
ソフトウェアウォレット(MetaMaskなど) | アプリやブラウザ上で管理 | ○ 自己管理が必要 |
ハードウェアウォレット(Ledgerなど) | USBのような物理デバイス | ◎ 最高レベルの安全性 |
初心者はまず「取引所内ウォレット」で保管して、慣れてきたら「ハードウェアウォレット」への移行を検討するのがおすすめです。
🔐セキュリティ対策も忘れずに!
- 2段階認証(Google Authenticatorなど)を必ず設定
- パスワードは他のサービスと使い回さない
STEP5:価格の推移をチェックしよう
ビットコインは価格が日々変動するため、継続的なチェックが重要です。
✅ チェックするポイント
- 現在の価格
- チャートの動き(1日・1週間・1か月)
- 主要ニュース(経済・仮想通貨関連)
- 市場全体の動向(アルトコインや株式市場など)
📱使えるツール・アプリ
- コインチェックなどの取引所アプリ → 価格通知機能あり
- CoinMarketCap → グローバルな価格チェックに最適
- TradingView → 本格的なチャート分析も可能
👉 投資初心者は、**長期目線で「ガチホ(長期保有)」**する方が、価格変動に一喜一憂せずに済みます。
まとめ:価格の仕組みを知れば、不安なく始められる
ビットコインの価格は、「世界中の人々がどう思っているか」で日々変動しています。
複雑そうに見えて、基本は「需要と供給」。
仕組みさえ理解すれば、価格の動きにも納得感が持てるようになります。
これからビットコインを始めたい方は、まずは無料の口座開設から!
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よくある質問(FAQ)
Q. ビットコインの価格はどこが決めているの?
→ 特定の組織ではなく、世界中の取引所での「取引結果」によって自動的に決まります。
Q. 同じビットコインなのに価格が違うのはなぜ?
→ 取引所ごとの売買状況が違うため、数百円〜数千円の差が生じることがあります。
Q. 価格が急に下がることもあるの?
→ はい。大口投資家の売却やネガティブなニュースで一時的に大きく下落することもあります。