「販売所」と「取引所(板取引)」の違いは、操作の簡単さではなく、
最終的にあなたが払う実質コスト(手数料+スプレッド)がどれだけ増減するかです。
結論はシンプルで、損を減らすなら 取引所(板)で指値を基本にし、例外(急ぎ・板が薄い・少額など)だけ販売所を使います。
この記事では、手数料の全体像を整理したうえで、すぐ使える節約チェックリストと、取引所ごとの比較表で「どこで・何を・どう避けるか」を最短で判断できるようにします。
仮想通貨取引所の選び方
結論:損を減らす最短ルート
「販売所」と「取引所」の違いで重要なのは、実質コスト(手数料+スプレッド)がどれだけ見えるか。
損を減らす最短ルートはこれ。
- 板取引(取引所)を使う(できれば指値)
- 手数料・スプレッドを比較表で確認
- チェックリストで“地味に高い罠”を潰す(入出金/送付/成行など)
販売所と取引所(板取引)の違い
販売所とは
販売所は、ユーザーが運営会社(取引所)から仮想通貨を買う/売る形式。
- 相手:運営会社
- 価格:運営が提示する買値/売値
- メリット:操作が簡単、すぐ買える
- 注意点:**スプレッド(買値と売値の差)**が実質コストになりやすい
取引所(板取引)とは
取引所(板取引)は、ユーザー同士が板(注文一覧)で売買する形式。
- 相手:他のユーザー
- 価格:板で自分で価格を指定できる
- メリット:スプレッドを抑えやすい(特に指値)
- 注意点:板が薄い銘柄だと約定しにくい、操作は販売所より一段難しい
・「販売所=高くなりがち」「取引所=安くしやすい」理由
- 取引所(板取引):価格が板に並び、どの価格で約定するか見えやすい
- 販売所:即時に買えるが、**買値と売値が広く開く(スプレッドが大きい)**ことがある
手数料の全体像
明示手数料(数字として見えるコスト)
代表例:
- 取引手数料(Maker/Takerがある場合も)
- 入金手数料(銀行振込、クイック入金等)
- 出金手数料(日本円の出金)
- 送付手数料(仮想通貨の外部送金)
- サービス固有の手数料(積立、レバレッジ等)
スプレッド(見えにくい実質コスト)
スプレッドは、同じタイミングでも「買う価格」と「売る価格」がズレている差。
- 販売所で特に発生しやすい
- 相場が荒い局面ほど広がりやすい
- 銘柄(流動性)によって差が出やすい
「手数料無料」でも損が出る理由の多くは、このスプレッド。
すぐ使える:節約チェックリスト
A. 売買前
- 販売所ではなく取引所(板取引)画面があるか確認
- 成行ではなく指値を優先(急ぎ以外)
- 板が薄い銘柄を避ける(約定ズレ=隠れコスト)
- 急騰急落時に販売所で飛びつかない(スプレッド拡大)
B. 入出金
- 入金方法ごとの手数料を確認(銀行振込など条件次第)
- 出金手数料と最低出金額を確認(少額出金の連発は高くつく)
- 外部送金予定があるなら送付手数料を先に確認
C. セキュリティ
- 二段階認証を設定
- 出金制限/ホワイトリスト等があるか確認
- “キャンペーン”ではなく長期のコスト構造で判断
比較:手数料比較表
| 取引所 | 取引所(板取引) | 取引手数料の見え方 | こんな人向き |
|---|---|---|---|
| Coincheck | あり(取引所機能) | 「無料表示」でも実質コストが出やすい | まず口座開設して触りたい、アプリ重視 |
| bitFlyer | あり(板取引画面) | Maker/Taker等で差が出る場合あり | 板取引に慣れてコストを詰めたい |
| GMOコイン | あり(取引所機能) | 取引形式でコストが変わる | 売買だけでなく送付まで含めて最適化したい |
| bitbank | あり(板取引中心) | 指値/成行で体感コストが変わる | 取引所メインで売買コストを抑えたい |
| SBI VCトレード | あり(提供形態を確認) | サービスごとの手数料体系を確認 | 国内大手志向、安心材料も重視したい |
取引所別:手数料まとめ
Coincheck(コインチェック)
- 向く人:アプリで迷いたくない、まず口座を作って触りたい
- 損しにくい使い方:口座開設 → 入金 → 可能なら取引所(板)で指値
- 注意点:販売所だけで完結するとスプレッド影響を受けやすい
bitFlyer(ビットフライヤー)
- 向く人:板取引に慣れたい、主要銘柄中心
- 損しにくい使い方:板取引画面へ誘導し、指値中心で取引
GMOコイン
- 向く人:売買だけでなく送付(外部送金)も含めて考えたい
- 損しにくい使い方:売買コストだけでなく入出金・送付条件まで比較
bitbank
- 向く人:板取引中心でコストを詰めたい
- 損しにくい使い方:指値・板の使い方をセットで案内し、成行依存を減らす
SBI VCトレード など
- 向く人:国内大手志向、安心材料も重視
- 損しにくい使い方:コスト項目(手数料/スプレッド/送付)を比較表で横並び確認
▶主要取引所の手数料一覧(比較表)
よくある質問(FAQ)
- Q手数料無料なのに損するのはなぜ?
- A
多くはスプレッドが原因。販売所はこの影響を受けやすいので、損を減らすなら取引所(板取引)+指値が基本。
- Q初心者は販売所と取引所どっちを使うべき?
- A
操作の簡単さなら販売所。ただしコストを抑えるなら早めに取引所(板)へ移行が合理的。
- Q少額でも取引所を使う意味ある?
- A
ある。少額でもスプレッドは同じ比率で効くため、相対的な損は変わらない。
- Q成行と指値、どっちが得?
- A
基本は指値。成行は約定優先なので、相場が動く局面で不利な価格になりやすい。
- Q取引所(板取引)なら必ず安い?
- A
必ずではない。板が薄い銘柄や成行連発では不利になり得る。基本は「板が厚い主要銘柄で指値中心」。
まとめ:損を減らす最短ルート
- 販売所は簡単だが、スプレッドで損しやすい
- 取引所(板取引)を使い、できれば指値
- 入出金・送付まで含めて、比較表とチェックリストでムダを潰す



