「ビットコインとイーサリアムって何が違うの?」
仮想通貨を調べると必ず出てくる2大銘柄ですが、仕組みや目的が大きく異なるため、特徴を理解しておくことが重要です。
この記事では、ビットコインとイーサリアムの違いを初心者でも分かりやすく解説し、
それぞれの投資メリットや将来性を比較します。
最後には、実際に購入する方法も紹介するので、これから仮想通貨投資を始めたい方はぜひ参考にしてください。
- ビットコインとイーサリアムの基本的な特徴
- 両者の「目的・供給量・技術・投資対象・将来性」の違い
- 初心者におすすめの投資スタイル(安定性か成長性か)
- 実際に仮想通貨を購入する手順
ビットコイン(BTC)とは
名称 | ビットコイン/BTC |
ローンチ | 2009年 |
発行枚数 | 2100万枚 |
時価総額ランキング | 1位 |
公式サイトURL | https://bitcoin.org/ja/ |
取扱い取引所 | Coincheck bitbank GMOコイン 楽天ウォレット |
ビットコイン(BTC)は2008年に「サトシ・ナカモト」という
匿名の人物またはグループによって提案され、2009年に運用が開始されました。
誕生した当時は、1円未満の価値でしたが、
2025年には10万ドルを突破しており、
暗号資産の時価総額ランキングでも、2位のイーサリアムに大差をつけ、
1位となっています。
イーサリアム(ETH)とは
名称 | イーサリアム/イーサ/ETH |
ローンチ | 2015年7月30日 |
発行枚数 | 上限無し |
時価総額ランキング | 2位 |
公式サイトURL | https://ethereum.org/ja/ |
取扱い取引所 | Coincheck Coincheck GMOコイン 楽天ウォレット コイントレード |
イーサリアムは、ヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)
によって構想され、その後開発、公開されました。
一般的によく言われるイーサリアムとは仮想通貨「イーサ(ETH)」の事で、
イーサリアムチェーンの基軸通貨となっています。
※イーサリアムはブロックチェーンの名称です。
ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の主な違い
ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の違いを簡単にまとめるとこのようになります。
項目 | ビットコイン(BTC) | イーサリアム(ETH) |
---|---|---|
創設者 | サトシ・ナカモト | ヴィタリック・ブテリン |
リリース年 | 2009年 | 2015年 |
主な目的 | 価値保存・決済 | スマートコントラクト・DApps |
ブロック生成時間 | 約10分 | 約12秒 |
供給上限 | 2100万BTC | なし(供給調整あり) |
コンセンサスアルゴリズム | PoW(プルーフ・オブ・ワーク) | PoS(プルーフ・オブ・ステーク) |
スマートコントラクト | 不可 | 可能 |
手数料(ガス代) | 比較的安定 | 需要により変動(高騰することも) |
ここからはそれぞれの違いを具体的に説明していきます。
1. 目的の違い
「お金としてのビットコイン」と「アプリやサービスの基盤としてのイーサリアム」という目的の違いがあります。
ビットコイン
中央銀行に依存しない「デジタル通貨」として誕生。
主に価値保存・送金・決済を目的とし、金のように“デジタルゴールド”と呼ばれています。
イーサリアム
ブロックチェーン上で分散型アプリ(DApps)やスマートコントラクトを動かすために開発。
NFTやDeFiなど、実用性の高いサービスの基盤となっています。
2. 供給量の違い
ビットコインは「絶対的な希少性」、イーサリアムは「需要と供給のバランス調整」で価格の価値を支えています。
ビットコイン
発行上限は2,100万枚。
希少性が高く、4年ごとの「半減期」により供給量が減少し、価格上昇要因になります。
イーサリアム
供給上限はなし。
ただし、EIP-1559のバーン機能やアップデートにより、供給過多を抑える仕組みが導入されています。
3. 技術の違い
ビットコインは「堅牢性」、イーサリアムは「柔軟性」という技術的な強みの違いがあります。
ビットコイン
シンプルな設計でセキュリティが強固。
ただし機能は「送金・決済」に特化しており、NFTやDAppsには非対応。
イーサリアム
スマートコントラクトを搭載し、プログラミング可能な柔軟性が魅力。
DeFi、NFT、メタバースなどのサービスが構築できる拡張性を持っています。
4. 投資対象としての違い
ビットコインは「守りの投資」、イーサリアムは「攻めの投資」というイメージです。
ビットコイン
金(ゴールド)のように価値保存の手段として人気。
機関投資家や大企業も保有しており、長期投資に向いています。
イーサリアム
NFTやDeFiなど実際に使われる通貨として需要が拡大。
技術革新やアップデート次第で大きく価格変動する可能性があります。
5. 将来性の違い
ビットコインは「すでに確立された資産」、イーサリアムは「成長途中で可能性が大きい資産」という違いがあります。
ビットコイン
「デジタルゴールド」として既に確立され、ETFや決済手段としての採用も進んでいます。
長期的に安定した資産価値を期待できます。
イーサリアム
Web3時代のインフラとして急成長中。
大型アップデートで手数料や処理速度の改善が進めば、さらに利用範囲が拡大し、成長ポテンシャルは大きいです。
初心者におすすめなのはどっち?
安定性を求めるならビットコイン
ビットコインはすでに世界で最も知名度が高い仮想通貨であり、時価総額もNo.1。
発行枚数が2,100万枚に限定されているため、インフレの影響を受けにくく、
長期的に価値が上がりやすい仕組みになっています。
また、アメリカではビットコインETFが承認され、金融機関や大企業も投資対象として保有しているため、
信頼性と安定性が非常に高いのが特徴です。
短期的な価格変動はあるものの、金(ゴールド)のように「持っておくだけで安心できる資産」として、
初心者の長期投資にも向いています。
成長性を狙うならイーサリアム
イーサリアムは、NFTやDeFi、メタバースなど新しいデジタル産業の基盤として使われています。
単なる仮想通貨という枠を超え、アプリやサービスの「燃料(ガス代)」として使われる必須通貨のため、
利用が広がるほど価値も上昇しやすいのです。
さらに、今後も大型アップデートが予定されており、取引手数料の削減や処理速度の向上など、
実用性の改善によって需要がさらに拡大する可能性があります。
もちろん、技術革新や競合チェーンとの競争次第で価格の変動リスクはありますが、
その分大きなリターンを狙える投資先です。
ビットコインとイーサリアムの買い方【初心者でも簡単にできる4ステップ】
ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)は、仮想通貨の中でも特に人気が高く、
これから投資を始める方にもおすすめの2銘柄です。
ここでは、Coincheck(コインチェック)を使って、BTCとETHを購入する方法を初心者向けに4ステップで解説します。
ステップ①:コインチェックで口座を開設する
まずは仮想通貨を購入するために、Coincheckで無料口座を開設しましょう。
- 【公式サイト】Coincheck公式サイトはこちら
- 初心者にやさしい操作画面&アプリが充実
- 最短5分で登録完了。本人確認が済めばすぐに取引が可能に
本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)を準備して、口座開設を進めてください。
ステップ②:日本円を入金する
口座開設後は、Coincheckの口座に日本円を入金します。入金方法は以下の3つです。
- 銀行振込(おすすめ):反映が早く手数料が安い
- コンビニ入金:24時間いつでも入金可能
- クイック入金:即時反映されるが手数料がやや高め
自分に合った方法で入金し、残高に反映されるのを確認しましょう。
ステップ③:ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)を購入する
入金が完了したら、いよいよ仮想通貨の購入です。
✅ ビットコイン(BTC)の購入方法
- Coincheckの「販売所」から、希望金額を入力するだけで簡単に購入可能
- 初心者でも迷わず操作できるシンプルな設計
✅ イーサリアム(ETH)の購入方法
- 購入方法はBTCと同じく「販売所」形式でOK
- 金額を指定するだけで、すぐにETHが手に入ります
Coincheckはどちらの通貨も少額から購入可能なので、まずは少額投資から始めるのがおすすめです。
ステップ④:ウォレットで安全に管理する(必要に応じて)
購入したBTCやETHはCoincheck上で保管できますが、より安全に管理したい方は外部ウォレットへの移動も検討しましょう。
- ビットコインの保管:Ledger Nano Sなどのハードウェアウォレットがおすすめ
- イーサリアムの保管:MetaMaskやLedgerなどが対応。DeFiやNFTとの連携も可能
大きな金額を保有する場合は、セキュリティ対策としてウォレット管理を取り入れると安心です。
まとめ|BTCとETHの違いとは?
ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)は、どちらも暗号資産を代表する存在ですが、
目的や仕組みには明確な違いがあります。
- ビットコイン(BTC)は「価値の保存・決済」に特化したデジタルゴールド。
- イーサリアム(ETH)は「スマートコントラクトやアプリ開発」に使われる
ブロックチェーンプラットフォーム。
どちらが優れているというよりも、用途に応じて選ぶことが大切です。
長期的に資産を保有したいならビットコイン、ブロックチェーン技術に投資したいなら
イーサリアムが向いています。
仮想通貨の理解を深め、自分に合った投資スタイルを見つけましょう。