仮想通貨を取引する際、最も見落とされがちなポイントが「手数料」と「スプレッド」です。
取引自体はうまくいっても、実は知らないうちに数%のコストを取られているケースは多く、
長期的に見れば数万円単位の差になります。
ここでは、国内主要取引所の手数料構造を徹底的に比較し、コストを抑えるための実践的なポイントを解説します。
手数料を含めて比較した仮想通貨取引所ランキング
手数料とスプレッドの違い
仮想通貨の取引では、主に2種類のコストが発生します。
1つは「手数料」。
取引、入出金、送金などで明示的にかかるコストです。
もう1つは「スプレッド」。
買値と売値の差額であり、実際には見えない手数料のようなものです。
販売所形式では、このスプレッドが大きく設定される傾向があります。
たとえばビットコインを購入する際、販売所では10万円以上の差がある場合もあります。
取引所形式ではユーザー同士が直接売買するため、スプレッドは小さくなり、実質コストが低く抑えられます。
国内主要取引所の手数料比較表
| 取引所 | 取引手数料 | 入出金手数料 | スプレッド | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| bitFlyer | 無料(販売所)/0.01〜0.15%(取引所) | 入金:無料〜330円/出金:220〜770円 | やや広め | 初心者に人気、積立に強い |
| Coincheck | 無料(販売所)/0〜0.1%(取引所) | 入金:無料/出金:407円 | 広め | アプリ操作が簡単で直感的 |
| bitbank | Maker:-0.02%、Taker:0.12% | 入金:無料/出金:550〜770円 | 狭い | 手数料が安く取引量が多い |
| GMOコイン | 無料(取引・入出金・送金) | 無料 | 狭い | 総合的にコストが低い |
| DMM Bitcoin | 無料(販売所) | 入出金:無料 | 広め | レバレッジ取引に強い |
| SBI VCトレード | 無料 | 出金:無料 | 中程度 | 銀行系の信頼性が高い |
bitbankとGMOコインは、特に低コストで利用できる代表的な取引所です。
GMOコインは「すべて無料」の構造が魅力で、入出金や送金コストを抑えたい人には最適。
bitbankは流動性が高く、Maker手数料がマイナスになる珍しい仕組みで、頻繁に取引する人に向いています。
一方、CoincheckやbitFlyerは販売所形式を中心に扱っており、スプレッドはやや広めです。
ただし操作性が優れているため、初心者が最初に使う取引所としては人気が高い傾向にあります。
以下の記事では各仮想通貨取引所の手数料を細かく解説しています。
▶ Coincheck(コインチェック)
▶ bitbank(ビットバンク)
▶ GMOコイン
▶ bitFlyer(ビットフライヤー)
▶ SBI VCトレード
スプレッドとは?その仕組みと注意点
スプレッドは「買値と売値の差」です。
例えば、ビットコインの買値が730万円、売値が720万円であれば、その差額10万円がスプレッドです。
販売所形式ではこの差が数%になることもありますが、取引所形式では数千円程度に収まるのが一般的です。
スプレッドは常に一定ではなく、相場の急変時や取引量の少ない時間帯に広がる傾向があります。
また、マイナーなアルトコインでは流動性が低く、スプレッドが広がりやすい点にも注意が必要です。
コストを抑えるためには、ビットコインやイーサリアムなど取引量の多い通貨を、
取引の活発な時間帯に売買するのが基本です。
取引スタイル別のおすすめ取引所
仮想通貨取引所は、すべてのユーザーに最適な一社があるわけではありません。
投資スタイルや目的によって「手数料の安さ」「取扱通貨の多さ」「アプリの操作性」など
重視すべきポイントは異なります。
ここでは代表的な3タイプに分けて、それぞれに向いている取引所を紹介します。
1. 初心者・少額投資メインの人
まずは使いやすさとサポート体制を重視するべきです。
- Coincheck:シンプルなアプリ設計で、初心者でも数分で購入可能。取扱通貨数も豊富。
- bitFlyer:少額(1円)から購入でき、セキュリティ体制も国内トップクラス。
これらの取引所は、初めて仮想通貨を触る人に最適です。
2. 頻繁にトレードする中級者・上級者
板取引に慣れている人や手数料を最小限に抑えたい人は、流動性とスプレッドの狭さに注目すべきです。
- bitbank:取引手数料が低く、流動性が高い。テクニカル指標が豊富なチャート機能も魅力。
- GMOコイン:現物・レバレッジ取引ともに対応し、スプレッドが狭い。自動売買ツールとの相性も良いです。
短期売買を繰り返す人に向いています。
3. アルトコイン投資や将来性を重視する人
新興プロジェクトや草コインを狙いたい場合は、取扱銘柄の多さが重要です。
- CoinTrade:国内では珍しいアルトコインを扱う。新規通貨上場も多い。
- DMM Bitcoin:取扱ペアが豊富で、価格変動の大きい銘柄を狙える。
ボラティリティを活かした投資をしたい人に向いています。
自分の取引スタイルを明確にした上で、どの取引所が最も合うかを選ぶことが、長期的な資産形成の第一歩です。
より詳細な比較は、「国内主要取引所の比較」ページで確認できます。
手数料を節約する3つのコツ
仮想通貨取引での「見えないコスト」は、積み重なると意外と大きな差になります。
ここでは、初心者でもすぐ実践できる手数料節約の具体的な方法を3つ紹介します。
販売所ではなく取引所形式を使う
販売所はスプレッドが広く、実質的なコストが高くなります。
取引所形式ならユーザー同士で売買するため安価です。
bitbankやGMOコインなど、板取引対応の取引所を選ぶと良いでしょう。
入出金・送金手数料を確認する
銀行振込や出金時の手数料、仮想通貨送金時のネットワーク手数料は意外に差が出ます。
CoincheckやGMOコインは入出金コストが低めで、資金移動が多い人に向いています。
売買頻度を減らしてコストを抑える
短期売買を繰り返すほど手数料がかさみます。
長期保有や定期積立で取引回数を減らすと効率的です。
bitFlyerやCoincheckの自動積立サービスも有効です。
よくある質問(FAQ)
- Q手数料が無料と書かれているのに、なぜ損をしていることがあるのですか?
- A
販売所では「スプレッド」という形で実質的な手数料が発生しています。
無料に見えても、買値と売値の差にコストが含まれています。
- Qスプレッドの広さはどうやって確認できますか?
- A
取引画面の「買値」と「売値」を比較すれば確認できます。
- Q手数料の安い取引所はどこですか?
- A
GMOコインとbitbankが国内最安水準です。
どちらも入出金無料で、スプレッドも比較的狭く抑えられています。
- Qスプレッドは時間帯によって変わりますか?
- A
はい。取引量の少ない深夜や休日はスプレッドが広がりやすいです。
できるだけ平日昼間の活発な時間帯に取引するのが理想です。
- Q出金手数料を節約する方法はありますか?
- A
まとめて出金するか、出金無料の取引所(GMOコインやSBI VCトレードなど)を選ぶのが最も簡単です。
まとめ
仮想通貨取引のコストは、表面的な手数料よりもスプレッドで大きく変わります。
コストを抑えたいなら、取引所形式を選ぶ・手数料無料の取引所を使う・送金頻度を減らすという
基本を徹底するだけで十分です。
取引スタイルに合わせて最適な取引所を選びましょう。







